7か月という若さ(?)で2023年度の4月に保育園の門をたたいたフウカ。
入園が決まってからずーーーーーーっと未知の環境に寝る間も惜しんで保育園について検索する日々でした。
自分ならまだしも子が入園とか未知すぎる……
一体何からどうすれば……
その後ほぼ一年元気に登園することができましたので、体験談も交えて今だから思う慣らし保育の心得をお伝えしようと思います。
これから4月に0歳児クラス入園を控えていて、産後の体で夜な夜な検索しまくっている新米ママさん!ぜひ読んで心を軽くしてください。
そして穏やかな気持ちで仕事復帰まで限られた時間をゆったり過ごしましょう。
寝よう!
慣らし保育とは?
園生活に慣れていくための段階を踏んだ準備期間のこと
一番簡潔にいうと上記のとおりです。
やり方も園によってさまざまで、親も参加する園もあれば、時間だけ短時間⇒復職後の預け時間へと慣らしていく園もあります。
フウカの通う園は親も参加する方針でした!
特に0歳児クラスではこの慣らし保育が重要だと感じました。
- 成長段階が同じクラスの子ども一人ひとりで大きく異なること
- 生物として一番根幹の生きるための学習を行っている時期であること
- 大人の補助介助の必要割合が非常に高いこと
- 子どもが自分で他人と意思疎通できる発達段階にないこと
保護者と保育者の双方がこまめにすり合わせしていく必要がありますね。
慣らし保育のスケジュールは?
こちらも園によって様々です。
一例としてフウカが行った慣らし保育のスケジュールをお見せします。
実際のスケジュール
日付 | イベント | 園滞在時間 (子) | 園滞在時間 (親) | 概要 |
4/3(月) | 入園式 | 2時間 | 2時間 | 簡単な顔合わせと入園式のみ |
4/4(火) | – | 2時間 | 2時間 | 自己紹介と簡単な遊び |
4/5(水) | – | 4時間 | 4時間 | 外遊び~給食を食べた後解散 |
4/6(木) | – | 6時間 | 4時間 | 外遊び~お昼寝後解散 親は寝かしつけ後退室⇒お迎え |
4/7(金) | – | 6時間 | 4時間 | 前日同様 |
4/10(月)~4/14(金) | – | 4時間 | – | 外遊び~給食を食べた後お迎え 親は送りと迎えのみ |
4/17(月)~4/21(金) | – | 6時間 | – | 外遊び~お昼寝後お迎え |
4/24(月)~4/26(水) | – | 8時間 | – | 職場復帰後のスケジュールでお迎え |
結構細かくやっていただいたおかげで職場復帰がスムーズだったよ!
どうやってこのスケジュールを決めたの?
担任の先生が主導して決めてくれた!
職場復帰の日は人によって全然違います。
私のいる地域では入園月の翌月までに職場復帰をしておかないと保育園に在籍できません。
また、一緒に慣らし保育を受けているママの中には4月生まれのお子さんで既に復帰済み、有給で慣らし保育に参加している!って方もいらっしゃいました。
それぞれの事情に加えて、子供がいつ保育園に慣れてくれるかなんて経験なさすぎてわからないし、慣らし保育が終わらなくて復帰したものの有給が……なんて話も耳にしたり、不安が尽きませんでした。
そもそもママになったばっかで育児用語にさえついていけてないんだから不安倍増、みんなどうしてるの~~~~????(SNS巡回地獄)
フウカの通う園では、入園内定後~入園までの間に全体説明会と担任の先生との面談がありました。
ここで不安をぶちまけると、先生方がぐいぐい主導下さり相談の上でスケジュールが組みあがりました。プロってすごいな…と感服しました。
あくまでフウカの通う園の話ですが、最初の親参加の5日間以降のスケジュールは職場復帰の状況に合わせてそれぞれオーダーメイドに予定を組んでいただいていたようです。ほんとに感謝感激でした。
ものすごい頼もしかった~~~~~
用意しておいたほうがいいことは?
慣らし保育までに用意しておきたいこと
- 生活スケジュールの見直し
- ミルク飲みの練習
- 子どもの好きなもの/ことを探しておく
- 食べたことのある食材を確認しておく
- 育児の悩みを具体的にしておく
生活スケジュールの見直し
産まれてから数か月の間、生きてるだけで育児については超絶ハナマルだと個人的に思いました。
今までは自宅で子どもの気分最優先の生活を送ってきましたが、入園が内定したということはいよいよ社会性を身に着ける時がやってきました…!(早すぎる)
大人でもそうだと思いますが、生活のリズムっていうのは社会生活を営む上で非常に大切です。
ましてや子どもはまだ赤ちゃん。いきなり「12時になったからねんねしてね!」と知らない人に知らない場所で言われて寝なければなりません。
そう考えると結構酷なこと言ってるよね…。
入園までに園生活のスケジュールに合わせた生活へ徐々に移行
⇒子ども/保護者/保育者の三者すべてにメリット
私が行った生活スケジュールの見直し手順は以下でした。
- 我が家の生活スケジュールの書き出し
- 入園する保育園のホームぺージに記載のある一日のスケジュールを確認
- 想像も含み大まかな一日のスケジュールを考え、実際にやってみる
0歳児クラスに入園するので、大きな生活スケジュールの項目は以下の4つ。
- ミルク/授乳
- 離乳食
- 睡眠
- 入浴
この4つをまず把握し、園のスケジュールに合わせて時間を少しずつずらしていきます。
園に送る前や迎え後の時間も含む一日の想定としてとらえておくこと
どうかこのことをお忘れなく。(失敗体験談)
私はこのことをすっかり忘れて園に預けている時間のことばかり気にしていました。
よくよく考えると当たり前なのですが、園生活以外でもやること盛りだくさんです。時間に追われた家事に、余裕のない寝かしつけ…洗濯物は倍量になりますし明日の準備、書類に……と社会生活を営むのであれば日々のタスクは爆増します。びっくりします。
とんでもねえ!!!
組織に属すること、社会生活を営むということは思っている以上に書類が増え、モノが増え、そしてルールが増えていきます。
会社だったら各部署で分担してタスクを振り分けていますが、子どもとなったらもう「非営利団体うちの子」とでも言いましょうか!(笑)子どもを社長に、総務も経理も人事も秘書も営業も管理も企画もすべて保護者の仕事です。
わが子の園生活を心配すると同時に、職場復帰後の仕事と「非営利団体うちの子」の活動に忙殺される我が身のための予行練習を是非しっかりやっておきましょう。
ミルク飲みの練習
フウカはミルクと母乳混合で育てていたのですが、生後3か月ごろからミルク拒否が始まりその後完全母乳育児で育ちました。
入園までにはミルクを飲めるようになろう!とあの手この手で挑みましたが俄然拒否。
ミルクはいらん
大変申し訳ない気持ちで絶望しながら先生に相談しましたところ、「哺乳瓶が嫌いなんだったら、コップで与えてみますね!頑張りましょう!」と優しく対応策を立ててくださいました。もう女神様!!!
事前にミルク拒否によるお迎えであったり、母親がミルクの時間に行って母乳を与えるなんていう例をネットで目にしていたのでどうなることかハラハラしていましたが、運良くフウカは一週間でコップでミルクが飲めるようになりました。
なんならコップで一気飲みを披露するようになったそうです。(それはそれでおもろい)
完全母乳育児のママは可能であれば入園が決まった時点でミルク飲みの練習を始めましょう。
月齢によってはコップ飲みも効果あるかもしれません。
どうしてもだめなら入園前でも園に相談してみるとよいと思います。
絶対に過去困った人はたくさんいます。いろんな知恵を借りたり、対策を園と一緒にして乗り越えましょう!
子どもの好きなもの/ことを探しておく
お子さんの好きなものや好きなことってなんですか?
コロナ禍でもあった育休当時、これ幸いとインドア派の私は堂々と外に出ることをやめていました。
ずっと布団の中にいたい
しかしそのためにフウカは同じくらいの年頃の子供と遊ぶ機会がなく、私も他の子の遊び等を見る機会もなく、「フウカの好きなものや好きなことはこれ!」と言いきれる保護者じゃありませんでした。
保育園で一番聞かれることでもあったりします。
「フウカちゃんの好きなものはなんですか?」
ええええええっとぉぉぉお…………
あのぉ……多分、しなぷしゅが好きでぇ…あのぉ…リンゴは嫌い?でぇ……?
……。
……。
初めての環境にいち早く慣れることは好きになってくれること、安心してくれることと同義だと思いますので、そのきっかけになりやすい好きなことや好きなものは把握しておきたいだろうなあと思います。(ここは直接聞いたわけでないので予測含みますが)
入園前に好きなものがある子は先生にしっかりお伝えしたほうがお互いのメリットになります。
ぜひ入園までによく観察して探してみてください。
こんなにしどろもどろでよくわからない回答をしてしまった我が家も何とかなりましたので大丈夫です。入園したら好きなものがめちゃくちゃ増えます。ついていくのに必死です。
アンパンマンは何であんなに強いのでしょうか……。
食べたことのある食材を確認しておく
噂には聞いたことがあると思います。
特に0歳児クラス入園を控えている方は震えてることかと思います。
そうです、給食に出せる食材リストなるものが園に用意されています。
給食で出る離乳食は園児一人ひとりの段階に合わせて提供いただけます。
離乳食初期⇒離乳食中期⇒離乳食完了期⇒幼児食(以降卒園まで同じ)
この各ステージにはアレルギー確認が必要な食材がそれぞれあり、その食材を家で確認し園に報告することで次のステージに進めます。
幼児食へのステップアップにある青魚連打や、季節外れのサンマを探す旅等結構大変でした。
入園する段階でどの段階まで進めているのか、リストの中のどの食材を食べたことあるのかを情報共有する必要がありますので入園までに確認しておきましょう。
育児の悩みを具体的にしておく
誰しも育児中はやんわりした不安を抱えていると思います。
核家族である我が家ではフウカをフウカ父と二人で育てているので育児素人と育児素人が聞きかじった情報を頼りに育児っぽいことを見よう見まねでやっている状態です。
当然漠然とした不安は常にありました。
育児本やネットに書いてあることは必ず「誰か」の場合の話もしくは複数の「誰か」の平均の話であって、フウカについての記述はありません。そのことが常に不安でした。
いろんなところにある情報は当てはまるところもあれば当てはまらないところも結構あったよ…
フウカには何がいいんだろう???
アンパンマン?
この悩み、実は入園してから結構軽減しました。
園の先生というプロが一緒に「フウカを」育児してくれるからです。
保護者が主体であることに変わりはありませんが、「フウカ」を知ってくれている、見てくれているプロが身近にいる!ということは実はとっても恵まれたことなのでは!?と思います。
育児に対する悩み=園児一人ひとりの特性だと考えると、保育者側としてもこれから育児をしていく中で大きなヒントになりうると思います。
悩みを相談することは保護者と保育者の双方にメリットがあり、ひいては子どものためとなる!という素敵サイクルが見えてきますね。
保育者側である先生たちは複数名を同時に保育してくださっています。その点で言えば自分の子のことだけを見ることができるのは保護者だけです。
これから協力して育児を行っていくためにはチーム力が必要です!双方の情報提供が大事です。
ぜひ話しやすい面談や慣らし保育中、それ以降でもお持ちの悩みを整理して、担任の先生にわかりやすい形で育児相談してみてください。
先生は強力な育児のパートナーだよ!
一緒に育児しよう!
慣らし保育に臨む心構えとは?
せっかく時間を割いて行う慣らし保育。
保護者も参加される機会がある場合は、積極的に参加しておきたいものです。
ていうか、普通に楽しかったので子どもと一緒にはしゃげばいいと思う!
大したことはできていませんが、もっとこうすればよかった~という思いも含み以下に心構えをまとめます。
- 事前に聞きたいことを整理していくべし!
- 先輩ママと一緒だった際は積極的に見て学ぶべし!
- 動きやすい汚れてもいい服で行くべし!
- 一番楽しむべきは保護者だと心得るべし!
事前に聞きたいことを整理していくべし!
社会人の基本的なやつです。
先生は同時に初めましての子を複数見られるのでひとりに割ける時間が限られています。
聞きたいことを整理し、先生が答えやすい質問になっているか確認してから臨みましょう!
事前に連絡帳に聞きたいことを書いておくのもオススメです。
先輩ママと一緒だった際は積極的に見て学ぶべし!
上に兄弟のいるママ、中でも同じ保育園に上の兄弟がいるママが慣らし保育で一緒になったらもうそれは女神様です。
朝の準備の仕方、段取り、接し方…様々学ばせていただきましょう!
園それぞれの雰囲気や段取りがありますので、学ばせていただいて取り入れるのが自分も先生も一番やりやすくなるはずです。
動きやすい汚れてもいい服で行くべし!
これは失敗談も交えてなのですが(苦笑)
久しぶりに人前に出るし、ちょっとキレイ目な恰好で言ったほうが無難?と思った出不精の私。
キレイ目な少しよそ行きの格好でお砂場に突入することになりますよ……。
よく考えたら主役フウカだし、私なんて誰も見てなかったわ……
最低限の清潔感さえあればあとは思いっきり遊べるようにパンツにスニーカーが望ましいです。
ただよくしゃがむので産後のよくはみ出すお尻には注意!トップスは長めが良かったです。
一番楽しむべきは保護者だと心得るべし!
これ結構盲点じゃないですか?
私はと言えばガッチガチのガッチガチでした。
なんかお仕事モードが発動してしまい、ちょっと固い人感出てたかもしれません(当社比)
違うんです違うんです。求められてないんです、保護者の私のことなんて!今思い出してもはずかし~!!
大事なのは子どもがどんな子で、どんなアプローチで信頼関係を築いていけるかです。
保護者の私は完全にフウカのマネージャーなんですよね。だからフウカが保育園を好きになってくれるように全力でサポートするのが仕事です。
つまり、私(保護者)が全力で楽しめている場所=楽しい場所ということをフウカ(子ども)に見せてあげることが一番求められているはずです。
これ、徹底すると全体の場の空気感も変わってきます。これは心の余裕があればですが。
初日ガッチガチだった私は、帰って反省したことで翌日から「楽しむこと」に重点を置いて参加しました。
すると不思議なもので、フウカも同じクラスのお友達とも遊べてめちゃくちゃ楽しかったです。この先なかなか親も含めて遊べる時間はないのでぜひこの場で楽しんでください。
やりすぎたのか、お砂場で上の学年の子とも仲良くなりました。
いまだに送り迎えのときに知らない他学年の子から「フウカちゃんのママ!」と叫ばれます。
さすがに誰が誰か、みんなは把握してませんがめっちゃ可愛いです。
慣らし保育をうまく活用して快適な園生活を!
慣らし保育をうまく活用できると短期間で慣れることができ、その後の子どもの園生活や職場復帰が快適に送れることと思います。
保育者である先生はこれから育児の大切なパートナーになって下さいます。
子どもが快適な園生活を送れるようにしっかりと先生と連携をとって楽しく育児をしていきましょう!そのための第一歩となる慣らし保育を楽しんできてくださいね!
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